思い起こすと海を愛して随分長い年月が経つ。
子供時代は父や兄弟が沖で波にのっている間、
波打ち際で遊んでいた。
それから一日中ボディーサーフィンを幸せであった。
そして今も昔も輝く波を見て幸せである。
最初に海に出会った頃からサーファーになる、という
憧れを抱いていた。
サーフボードにのるようになって20年が過ぎた。
10歳になり父の古いシングルフィンにのったのが
最初のサーフィンだった。それからスラッシャー(トライフィン)で
10代が過ぎた。今では状況に応じてあらゆる種類のサーフボードに
のるようになった。フィッシュボード、古いタイプのシングルフィン、
トラディッショナルなロングボード・・・・
父は10年前にサーフボードの削り方を教えてくれ、異なるボードで
異なる波にのる機会を得た。(ネーザンの自宅のガレージには
様々なボードがレストアされている)。
様々な種類のサーフボードは異なるフィーリングを与えてくれる。
それぞれのサーフボードでユニークなトリムを追及することに
魅了されているようだ。
サーフィンフィルムを制作し始めて数年が過ぎるが、
最初に受けた衝撃は「エンドレスサマー」,
それは僕自身が目指している最終的なゴールかもしれない。
波にのりサーフィンフィルムをつくる、この事に喜びを覚えている。
自分を行動的に駆り立てる何かをドキュメンタリして記録する、
それからフィルムを通してサーフィンに何かを返せたら最高だ。
私のデビューフィルム、「ライン フロム ア ポエム」は、、、、、
サーフィンの世界の美しさと刻面を個人的な遠近法で描いた作品である。
トラディッショナルなロングボードでのクラシックなスタイルなサーフィンは
アートである。そんなユニークなスタイルと同様に、
60年代から波にのり続けているレジェンドサーファー、
神聖なまでに美しい海岸線をフィルムに収めた。
By Nathan Oldfield 16 June 2004