アンドリューキッドマン
Date of Birth : 1970年8月7日
映像製作者 音楽家
サーフボードシェーパー
詩人 写真家
サーフジャーナリスト,,,
サーフィンを様々な分野で具象化し
ていくオーストラリアの若手サーフ
クリエーター
次作「グラスラブ」は世界各地でのロケを終え
た。完成は2004年7月予定。現在はNSW州
バイロンの山奥の自宅で最終編集中。また
映像に合わせて数曲がレコーディングされ
ている。
出演はニールパーチェス、デレクハインド、
スティーブペズマン、トムカレン、スキップ
フライ、ジョエルフィッツジェラルド、ガスディ
ッカーソン他。
サーフィンフィルムの「バラッカ」に成り得る
作品。アルバム「スペースインビットウィーン
」の”ナラビーン”がタイトル曲である。 |
写真 アンドリューキッドマン、アンディーデービス、ヒューマックロード、ジョーカレン、マーシャルハットリ、矢口唯史
ストーリー 矢口唯史
独立後、フォトグラファーのジョンフランク、サーフィンアーティストのマークサザーランドを誘いヴァルダスティーエクスペリメントという製作チームを結成。「サーフィンにおけるスタイルを表現する」というアンドリューのコンセプトを基に撮影は続いた。並行してサウンドトラックのための曲作りも行われた。そして1996年、アンドリュー26歳の時に映像処女作の「リトマス」のビデオとサウンドトラックを発表。
冒頭には1966年世界チャンピオンのナットヤングの名言が引用される。
I wish that when they asked us “What is Surfing?, I would have said it’s a spiritual
activity, and not just a sport, because that’s what put us on the wrong track
『「サーフィンとは?」と尋ねられたら、只のスポーツではなくスピリチュアルな活動と答える。その訳は我々を悪い道へ追いやったからだ。』
当時はオーストラリアでさえ一部のマニアにしか知られなかった理由は至って簡単である。生産本数が少なく、宣伝活動もしなかったからだ。しかし「リトマス」は一部のサーファーからの強い支持を得て年を追うごとに認知されていく。しかし依然としてその存在はアンダーグラウンドの域を越していない。メディアは危険過ぎて扱い方に苦慮する。ドラッグのシーン、簡単には理解出来ない奇妙なシーン。しかしアンドリューは親切にも1回限りの雑誌「リトマス」を作り売り切った。それを読めば全てが理解出来るであろう。
日本でも「リトマス」は一部のサーファーから熱狂的支持を得ているようだ。1996年に製作されたサーフィンフィルムが実に7年を経て今なお一層の輝きを増す。古今、新旧問わずサーフィンフィルムの価値を決める基準が保たれている証でもあろう。
様々な時代のサーフボードにのるデレクハインド、シングルフィン/ノーリーシュのトムカレン、ミッキードラのジェフリーズベイ、ツインフィンのジョエルフィッツジェラルド。最近流行り始めたトランジッションボードへの方向性をすでに1996年に見出していたのだ。つまりコンテストに勝つためではない個々のスタイルを磨き完成させるためのサーフボードである。それらは時代を超越したビヒークルであることを証明している。
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Chapter
01・・Intro.
02・・Litmus
03・・・・・“The
Children of
Morning of the Earth”
04・・・・・ウエインリンチ
05・・・・・デレクハインド
06・・・・・マークオクルーポ
07・・・・・ジョエルフィッツジェラルド
08・・・・・トムカレン
09・・Sound
10・・・・・Gig at Avalon
11・・サーフボード
12・・サーフジャーナリスト |