オーストラリア サーフィン情報





 アンドリューキッドマン
 Date of Birth : 1970年8月7日

 映像製作者 音楽家 
 サーフボードシェーパー 
 詩人 写真家  
 サーフジャーナリスト,,,

 サーフィンを様々な分野で具象化し
 ていくオーストラリアの若手サーフ
 クリエーター

 次作「グラスラブ」は世界各地でのロケを終え
 た。完成は2004年7月予定。現在はNSW州
 バイロンの山奥の自宅で最終編集中。また
 映像に合わせて数曲がレコーディングされ
 ている。

 出演はニールパーチェス、デレクハインド、
 スティーブペズマン、トムカレン、スキップ
 フライ、ジョエルフィッツジェラルド、ガスディ
 ッカーソン他。
 サーフィンフィルムの「バラッカ」に成り得る
 作品。アルバム「スペースインビットウィーン
 」の”ナラビーン”がタイトル曲である。


    写真    アンドリューキッドマン、アンディーデービス、ヒューマックロード、ジョーカレン、マーシャルハットリ、矢口唯史
    ストーリー 矢口唯史



デレクハインド

リトマスのジャケットはデレクハインドがスキップフライのフィッシュのツインフィンで南アフリカジェフリーズベイのリップの一番高いポジションを走るシルエットである。つまりリトマスにおける象徴的存在として先ずデレクハインドが上がる。第3シーンで登場するデレクハインドこそ「リトマス」の象徴的人物である。デレクのボードコレクションの一部である40本近くが南アフリカJ−ベイのデレクの別宅に置かれている。
以下はデレクが「リトマス」で使用しているボードである。ちなみにデレクは70年代後半から80年代にかけてテーフィッツジェラルド率いるホットバタードのチームで活躍していたトッププロで81年には8位まで上がった。当時のジェフリーズベイでショーントムソンより上手いと評価されたが、南アフリカでの試合中ボードを左眼に当て失明。しかしその後もサーフィンを極め続けているトップサーファーである。当時の様子をホットバタード ジャパンの当時の代表、ジミ−山田は「ダーバンの試合中、自分のボードのノーズが目に刺さり血だらけで、それでも奴、最後まで戦い左眼を失った。ともかくヤンチャだったよ」と語ってくれた。

  Brewer 9’9” Thruster 1988
  Dahlberg 6’2 Channel Thruster 1993
  Coolite 3’10 wide Boy Square 1969
  Cooper 7’2 Swallow Single 1973
  Parrish 8’6 Pintail Single 1976
  Skip Fry 5’8 Real Fish Twin Keep 1995
  Outer Island 7’4 Flex Tail Thruster 1994
  Gunther Rohn 7’4 Pintail 1994
  Gerg Webber 7’4 Super Banana 1993
  Parrish Thruster 6’9 Step Deck 1993


サーフボードによってライディングのスタイルが異なる。同じサイズの波でもボードによってマニューバーが変わっていく。スキップフライのフィッシュツインキールでのスピードは空間をワープするかのようにさえ見える。誰もやらないフロントサイドでのレイドバック、トムカレンに影響を与えたといわれるカットバック(実にこれにはマイケルピーターソンに似た方向転回における空間的移動をさえ感じている)、ブリューワーのガンでのる8フットプラスなどデレクの個性的サーフィンを8分間に渡って見る事が出来る貴重なセグメントだ。
延べ30本のライディングの後、デレク自身がミッキードラを語る。ドラの45秒のライディングはほとんどターンらしいターンなどしない、スタイルを誇示するための完璧なポジションにいる、ただそれだけだ。でもよく見るとドロップインしているからダキャットなのであろう。現在デレクは今は亡きミッキードラについての文献を出筆中である。


Q  サーフィンと音楽に関係はありますか?

A (デレクハンド)
  どちらもスタイルとラインだ。音楽もスタイルによってジャズやロックやR&Bのよう
  に分類される。各々は異なる旋律とリズムに構成されるラインがある。スタイルと
  ライン、それが全てだ。




<Back>                        -5-                       <Next>

 Chapter

 01・・Intro.
 02・・Litmus
 03・・・・・“The Children of
          Morning of the Earth
 04・・・・・ウエインリンチ
 05・・・・・デレクハインド
 06・・・・・マークオクルーポ
 07・・・・・ジョエルフィッツジェラルド
 08・・・・・トムカレン

 09・・Sound
 10・・・・・Gig at Avalon
 11・・サーフボード
 12・・サーフジャーナリスト