写真　　　　アンドリューキッドマン、アンディーデービス、ヒューマックロード、ジョーカレン、マーシャルハットリ、矢口唯史
　　　　ストーリー　矢口唯史

全豪ジュニアチャンプのタイトルを獲得したアンドリューキッドマンは若いサーファーが憧れるプロへの道を選択しなかった。昨今に関わらずオーストラリアでジュニアチャンプは未来のトップに最も近いポジションを意味する。｢当時のライバルはルークイーガンだった。ルークは自分が信じるスタイルをプッシュしていた。誰もやらない頃からテールスライドやエアーを試していたよ。同期に彼がいた事は刺激だったね。｣　コンテストサーフィンを嫌った理由は、｢波の取り合い、スポンサーへのアピール。それらがサーフィンが本来持っている崇高なものを蔑むようにも思えたんだ｣とコメントした。アンドリューは寒いニューポートビーチの自宅で淡々とサーフィンがいかに崇高なものかを語った。


コンテストを去り先ずはオーストラリアで1970年創刊以降、常に発行部数トップを直走るTRACKS誌の若者向け月刊誌WAVE誌のエディターに就任、創刊間もない誌を他とは異なるポジション付けに成功にした。｢TRACKSはオーストラリアでは一番売れているけど、20代以降のサーファー向けだ。WAVES誌では最近まで自分が経験した10代の視線で編集をした。｣　現在ではTRACKS誌に継ぐ発行部数を安定しているが、アンドリューの功績は計り知れない。

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